ザ・ペンギンズ from マダガスカル
「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」ってどんなアニメ?
「ザ・ペンギンズ from マダガスカル」は、ニコロデオン、ドリームワークス制作の、4匹のペンギンたちを主役にしたコメディアニメ。
舞台は、ニューヨークのセントラルパーク動物園という、実在する場所です。
ここで飼育されているペンギンコーナーの4匹のペンギンたちが、実は正体不明の秘密組織のエージェントという、海外アニメでは鉄板の設定。
ちなみに、「from マダガスカル」となっているのは、もともとアニメ映画の「マダガスカル」シリーズの登場キャラクターだったペンギンたちをフィーチャーした作品だからです。
マダガスカル生まれのペンギンってわけではありません(笑)。
メインキャラクターは、チームの指揮官であり、メンバーから尊敬されている隊長(Skipper)、チームの頭脳担当で天才的発明家のコワルスキー、腕力担当でお腹の中にいろいろな武器をためこんでいる武闘派のリコ、そしてチームの一番下っ端で、メルヘンチックなものが大好きな新人(Private)の、計4匹。
セントラルパーク動物園の内外で、日々起きるさまざまな問題を、この4匹のチームワークで解決するのが基本のストーリーです。
もちろん、コメディアニメなので、問題を解決するどころか、逆に事態を悪化させたりもしますが、最終的には何とか丸くおさまってしまうのが面白いところ。
ペンギンたち以外にも、セントラルパーク動物園の自称王様であるキツネザルのキング・ジュリアン、ジュリアンの家来であるモーリスやモート、またカワウソ女子のマリーンが、このアニメの主要登場キャラクターになります。
特に、誰よりも自分が好きなキング・ジュリアンと、キング・ジュリアンの足フェチであるコビトキツネザルのモートの2匹のキャラクターが強烈で、ザ・ペンギンズ from マダガスカルの笑いの大部分は、主人公のペンギンズたちより、この2匹が生み出していると言ってもいいくらいです。
リスニング教材としてのペンギンズ
英語リスニング教材として見ると、ザ・ペンギンズ from マダガスカルは、実は少し難しい作品です。
子供向けアニメなので難しい英単語はほとんど出てきませんが、隊長(英語音声ではSkipper)やキング・ジュリアンのしゃべり方がそれぞれ独特で、とても聞き取りにくく、特に新人(英語音声ではPrivate)はなぜかイギリス訛りなので、アメリカ英語に慣れている日本人にはさらに聞き取りにくいしゃべり方になっています。
ペンギンズが楽に聴き取れるようになれば、英語学習者としては、かなりのレベルといっても間違いないかと思います。
なお、英語音声を聴くと、日本語吹き替えの声との違いに驚くことが多い海外アニメの中で、ペンギンズの日本版はびっくりするくらい、英語の声に忠実な吹き替えになっています。
おすすめエピソード
私が一番好きなのは、日本版シーズン1の第33話、「ドクター・シオフキーの逆襲」(英語版では「DR. BLOWHOLE’S REVENGE」)です。
ペンギンズの宿敵である悪の科学者、バンドウイルカのドクター・シオフキーが出てくるエピソードなのですが、通常のエピソードとは違い、映画仕立てになっています。
DVDでは、「ザ・ペンギンズ from マダガスカル パトロール隊、始動!」に収録されています。
実は、このドクター・シオフキーは、シットコムの「ママと恋に落ちるまで」などでお馴染み、人気俳優のニール・パトリック・ハリスが声優を務めています。
視聴方法
NHKではEテレやBSで放送されていましたが、現在は終了し、再放送の予定はありません。
テレビでは、ディズニーチャンネルやディズニーXDで視聴可能です。
DVDがリリースされているので、英語音声・英語字幕で視聴できます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません